平成20年度(2008)のセンター試験の志願者は54万3382人、昨年に比べて1.8%減となりました。志望者自体は減っていますが、現役の志願率は昨年比で1.4%上がっています(高校卒業生が4.8%も減るにもかかわらず)。
というわけで、今年も人気のセンター試験、平均点はどうなるのでしょうか?一昨年と昨年の平均点から予測してみたいと思います。
過去の事例を見ると一概にそうとは言えないみたいですが、基本的にセンター試験の平均点はアップ→ダウンの繰り返しと見ていいと思います。昨年のセンター試験の平均点は全体でダウンしたので、今年は科目によってやや易しくなることが予想されます。
そこで、今年度で易化が予想される科目を平均点の推移と併せて見てみましょう。
・国語 平成18年度の平均点→平成19年度の平均点(以下同様)
62.76→54.97(100点換算)
これを見る限り、今年の国語の平均点はやや上がりそうです。特に昨年やや難だった漢文が優しくなりそうですね。
・現代社会
57.91→50.31
昨年の現代社会は公民の中でも特に低い平均点でした。倫理と比べて19点も差がついてしまっているので、今年は易しくなるはず。
・数学UB
54.34→44.10
昨年数学UBはなんと5割を切りました。おそらく今年は易しくなるような配慮が働くでしょう。ただし、過去3年連続ダウンしたことがあるので一概には言えません。
逆に、難しくなりそうな科目はというと、、、
・世界史B
66.25→67.75
世界史Bは2年連続で高い平均点です。今年は難しくなるかも。
・日本史B
54.66→67.02
昨年度は大幅アップしてしまいました。今年はやや軟化するはず。
・倫理
68.74→69.66
平均点の推移はそれほど変わらないのですが、昨年の平均点が7割弱もあり公民の中でも突出して高いので、今年こそ(?)難しくしようとする意識が働くかもしれません。
・生物T
69.60→67.04
これも高平均点が続いています。今年はややダウンが予想されますね。
さて、以上今年のセンター試験の平均点の上がり下がりを予想してみましたが、試験の平均点がどう出るかは実施してみないとわからないものです。受験者の学力が出題者の意図を裏切ることなんていくらでもありえますしね。
以上のなかで自分の得意・不得意科目があれば、気を引き締めていきましょうね。また、標準偏差の高い科目、特に数UB、化学、物理、英語での大崩れは致命傷になりかねませんから、最終チェックを怠らないようにしてください。
それでは、リラックスしてがんばりましょう!