文部科学省と厚生労働省が発表した「平成18年度(2006年度)大学等卒業者就職状況調査」によると、来春卒業予定の大学生(現在4年生)の就職内定率は68.1%(10月1日現在)で、昨年同期を2.3ポイント上回り、3年連続の上昇となったようです!
この調査は文部科学省と厚生労働省が例年10月、12月、2月、4月の4回、共同で実施したもので、今回の数値は昨年の10月1日(日)時点での調査にもとづいています。
2006年度(2007年3月)大学卒業見込みの大学生は53万2千人、就職希望者数は39万6千人(就職希望率74.2%)で、このうち26万9千人の就職が内定したそうです。
国公立/私大別に見ると、国公立大学が70.3%(4.0ポイント上昇)、私立大学が67.5%(1.9ポイント上昇)となっています。
文系/理系別では、私立大理系が73.1%(0.7ポイント上昇) でもっとも高い内定率を示していますね。次いで、国公立文系が70.5%(2.4ポイント上昇)、理系が69.9%(7.3ポイント上昇)、私立文系は66.7%(2.2ポイント上昇)となっています。
男女別に見ると、男子の内定率が69.6%(1.5ポイント上昇)、女子が66.4%(3.5ポイント増)で、ともに上昇しています。
大学、短期大学、高等専門学校全体の就職内定率は66.4%で、前年同期を4.1ポイント上回っています。
就職率上昇の背景には、やっぱり、景気の回復や団塊の世代が定年を迎える「2007年問題」の影響があるんでしょうね。
ぼくが大学を出たころなんか、不況で就職が厳しく、就職浪人続出でした。大学に入るのも出るのも厳しい時代だったので、今の状況をみると恵まれているなぁと思ってしまいます^^;
最終的な就職率の調査は来年4月1日に行われ、5月上旬に発表されるます。今年度(2006年度)の4月1日時点の大卒者就職率は95.3%でしたが、来年度はどうなるでしょうか?