大学受験の世界では、いまとても恐ろしいことが起こりつつあります。それが、無試験入学です。
入学の定員数が志望者の1.5未満の大学は、事実上、試験さえ受ければ合格できると言われています。つまり、試験で名前さえ書けば、誰でも入学できるというわけです。
普通、大学は合格者を定員よりも多く取ります。なぜなら、そうしないと、合格者が他の大学に流れていった場合、定員割れを起こすからです。ですから、どこの大学でも入学定員の1.5倍以上の人数を合格させることになります。
入学定員の1.5倍というのははおそらく最低ラインの数字で、滑り止めや併願校にされやすい私立大学では、定員の4倍もの人数を合格させているところもあります。
というわけで、倍率が1.5倍未満の大学は、試験さえ受ければ合格できるというわけです(さすがに0点はまずいかもね^^;)。
ところで、こういった無試験で入学できる大学は、いったいどれだけあると思われますか?
なんと、、、
全体の15%!
もあると言われています。
こういった大学が、大学偏差値ランキングがつけられない「ランク外」の大学になっていくんです。
さらにさらに、少子化の影響で、2009年以降は「大学全入時代」になると言われていますよね。そうすると、どうなるか。
確実に、この無試験大学が増えていきます。名前を書くだけで合格できる大学が全体の5割くらいになるとまで言われています。
これに連動する形で、確実に定員を確保できる推薦入試や付属校からの入学者が増えてきます。
そうすると、恐ろしいことが。。。
つまり、まともに入学試験をして合格者を取る大学は全体の2割程度になり、名前を書いただけで合格できる大学が8割程度になるというわけですね。
なんだかなぁ。