慶応義塾大学、学習院大学、青山学院大学などの付属校のある大学って、大学偏差値が高くなりますよね。
なぜ、付属校のある大学の偏差値が高くなるのか?
その秘密は、、、
ずばり、、
少子化対策のため
です。
少子化の影響で、ほとんどの大学で受験者数や入学者が減っていることはご存知だと思います。なかには、少子化のあおりを食って定員割れを起こしている大学もたくさんあるようですね。
言うまでもなく、授業料は大学の主要な収入源ですから、大学にとって少子化は大問題。私立大学といっても一企業です。収入が減ることはなんとしても避けたいわけですね。
つまり、大学は、入学者(=お金を払ってくれる人)を確保したい。そこで、入学者を絶対的に確保するために、推薦入試や付属校からの進学者の割合を上げようとするのです。
推薦入試や付属校からの進学者が増えれば、入学定員が確保できるからです。その結果、学生の質は下がりますが、収入は確保できるわけです。
では、推薦入学や付属校からの進学が増えれば、どんなことが起こるでしょうか?
一般入試での募集定員が減って競争率が上がるんです。。。(-_-;)
てことは、、、そう、、大学偏差値が高くなるんですね。当然、少ない枠に入ることができた人は、不合格だった人よりも偏差値が高いはずですから。
というわけで、付属校のある大学の偏差値が高くなるんです。
一般入試の受験者にとっては迷惑な話です。。。(-_-;)
でも、こういうことをやると表面的な大学偏差値は高くなりますが、実質的な大学偏差値学生(=学生全体の学力)は下がります。
一般に、推薦入学者や内部進学者(付属校から上がってきた人)と一般入試からの入学者とでは、後者のほうが成績がよいと言われていますからね。そりゃそうです。勉強量が違いますから^^;
ですから、推薦入試や付属校からの進学者の割合を上げようとするのは、見かけの偏差値は上がっても、長い目で見れば決して大学のためにはならないかもしれません。
が、、、背に腹は変えられないということなんでしょう。