『週間東洋経済』の大学ランキングは、財務力・教育力・就職力という大学の底力を測る3本柱で算出した大学ランキングです。
質の高いサービスで学生に付加価値を与えるのが「教育力」、その結果が高パフォーマンスとして表れるのが「就職力」、組織の隅々まで活力を供給し続ける血液が「財務力」。同誌によれば、この3つがそろっている大学こそ「強い大学」なんだそうです。
経済誌だけに財務力が重視されて、通常の大学ランキングとは少し異なるユニークなランキングです♪
では、いってみましょう!
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本当に強い大学ランキング(2006)トップ20
※数字は、財務力・教育力・就職力の3項目ごとに各校データのバラツキを偏差値に換算、各校ごとにその平均値を算出した総合ポイント
1位 東京大学 68.2
2位 大阪大学 61.9
3位 慶應義塾大学 61.7
4位 豊田工業大学 61.2
5位 創価大学 59.4
6位 北海道大学 58.8
7位 京都大学 58.7
8位 東北大学 58.5
9位 早稲田大学 58.1
10位 北里大学 57.2
11位 名古屋大学 57.0
12位 九州大学 56.8
13位 金沢工業大学 56.5
14位 福井大学 55.4
15位 神戸大学 54.7
16位 広島大学 54.2
17位 同志社大学 53.9
18位 立命館大学 53.8
19位 山梨大学 53.7
20位 一橋大学 53.6
出典)『週間東洋経済』2006年10月14日号
『東洋経済』のランキングでもやはり東大がトップ。しかも、2位の阪大に6ポイント以上の差をつけて独走状態みたいですね。
東大のポイントを押し上げたのが、突出した「科学研究費補助金」の多さと「上場企業役員数」です。
東大の科学研究費補助金は、なんと185億1559万円!理系はいいっすね。。(-_-;)
他の大学と比較してみても、国立では京大の科学研究費補助金が123億1300万円(国公立大学2位?)、私立では慶応が21億6557万円(私大1位?)でした。
ちなみに、『東洋経済』の大学ランキングで98位にランクした広島経済大学の科学研究費補助金は、、、
190万円。。。
いくらなんでも差がありすぎじゃあ。。。(-_-;)
また、東大の上場企業役員数は、2356人(3位)とやはり際立っています。文一、文二の実力でしょう。がんばれ文三。
2位は、阪大。京大の陰に隠れがちですが、京大に3ポイント以上の差をつけてその実力を証明しています。自己努力収入(29.3%)と科学研究費補助金(83億1277万円)で高得点。しかも、「教育力」に関して、教育研究充実度(37.4%)、教員一人当たりの学生数(7.8人)などで東大を上回っています。
3位は、私大トップの慶応でした。何と言っても「就職力」が強いです。上場企業役員数はぶっちぎりのトップ(2789人)。他の追随を許しません。就職上位層の30歳時の年収(616.5万)でも、国際基督教大学に次ぐ2位でした。
4位の豊田工業大学と5位の創価大学は、やはり財務力の強さが際立っていますね(トヨタ自動車と創価学会のバックアップ)。
コメントはこれくらいにしておきますが、経済的な視点から大学を格付けすると、通常の大学ランキングとずいぶん違ってくるんだなぁと驚きました。
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