「標準偏差」って聞きなれない言葉ですし、事実あまり知られていませんが、実はこれが志望校合格の鍵を握っているともいえるんですね。
今の季節(2006年秋)って大学別の模擬試験が目白押しでしょう?その結果が返ってきたら、ぜひぜひ「標準偏差」に注目してみてください(資格試験の模試は受けたことがないので、大学受験の話をしますね。が、資格試験の模試でも標準偏差は出ているはずです)。
その標準偏差を見ると何がわかるかというと、、、
ずばり、
どの科目で点差がつきやすいか
がわかります!
標準偏差とは、簡単に言って、受験生の得点のばらつきを示す数値です。例えば、平均点を基準に0点から100点まで万遍なく得点が分布するようだと標準偏差は大きくなって、逆に得点差が小さいと標準偏差は小さくなるというわけです。
つまり、標準偏差が大きければ大きい科目ほど、差がつきやすい科目だということです。
てことはですよ、、、
標準偏差の大きい科目を得意にしておくとお得!
ということですね♪
例えば、仮に東大模試で、英語の標準偏差が10、国語の標準偏差が8、数学の標準偏差が11だったとすると、数学が最も差がつきやすい。だから、東大では数学が得意な人が合格しやすい(これはあくまで仮の話です^^;実際の模試の結果を見てみないとわかりません)。
一般的に言って、数学>英語>国語という順で標準偏差が高いようですが、標準偏差は試験科目の難易度・出題傾向・配点によって違ってきますから、一概には言えません。
ですから、標準偏差は全国模試ではなく大学別の模試で確認をとるようにしてくださいね。
また、同じ科目の中でも設問形式別に標準偏差に違いはあるはずです。例えば、英語なら、読解が8、文法が5、英作文が12だったとすると、英作文が得意な人は非常に有利だということになります(ここまで細かいデータは出してくれないかもしれませんが。。。)。ほとんどどの大学でも、英作文が標準偏差が高いのは定説になっています。
勉強法としては、標準偏差の高い科目・設問の対策を優先的に行うことが大切です。得意不得意もあるでしょうが、可能ならば標準偏差の高い科目・設問を得点源にすると合格により近くなるはずです!