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「大学偏差値ランキング(2007)」
さてさて、今日は「過去問偏差値」という概念をご紹介したいと思います。
そもそも、偏差値とは何かというと、模擬試験などのテストの得点で、平均点から自分の得点がどれだけずれているかを示した数値です。つまり、模擬試験において、自分の得点が全受験生の中でどのレベルにあるかを示した数値が、偏差値というわけです。
では、ぼくのいう「過去問偏差値」とは何かというと、、、
模擬試験や学力テストではなく、志望大学の過去問の平均点から自分の得点がどれだけずれているかを示した数値です。
もちろん、実際に過去問偏差値を算出することはできません。どこかの予備校か何かが主宰して、ある大学の志望者が全国一斉に過去問を解くプレテストを行えば、できるかもしれませんが、まあ技術的に無理でしょうね^^;
でも、コンセプトとして過去問偏差値を意識することは大切だと思います。
なぜなら、あなたが志望大学に受かるには、模擬試験や学力テストでいい点を取るのではなく、あくまで大学が出題する問題で合格点を取る必要があるからです。
予備校が発表している大学偏差値は、模擬試験の成績をもとにしたものであって、あなたが受ける大学の過去問偏差値ではありません。志望校の入試問題と模試とでは、出題傾向も違えば、難易度、配点、受験生のレベルも大きく違います。模擬試験は一般的な学力テストにすぎないわけですから、模試の合格判定が自分の本当の合格率であるとは言えないのです。
ですから、模試の偏差値も合格判定もあくまで目安にすぎません(ただし、例えば東大プレテストなどのは大学別の模擬試験は過去問偏差値に近いといえます)。
問題は、志望校の過去問でどれだけの点が取れるかということです。この点を間違ってはいけません。
模試の合格判定で一喜一憂する気持ちもわかりますが、勉強の方向を誤らないようにしてくださいね。
受験勉強とは、志望校に合格するための勉強です(ここがポイント!)。ですから、試験勉強は、過去問の勉強です。過去問対策です。過去問を入念に分析し、出題傾向に沿った勉強を行うこと、これが本来の意味での「試験」勉強です。
もちろん、志望校の偏差値と自分の偏差値を比較して、どれだけの差があるかということを知ることは大切です。ですが、合否判定に一喜一憂して、模擬試験での成績を上げるための「全般的」な勉強ばかりするということにならないように気をつけてくださいね。
過去問偏差値の上げ方はこちら(本家)を参考にしてください♪
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