今日は古文の活用表の覚え方についてお話してみたいと思います。
古文の勉強でもっともストレスがかかるものが、用言や助動詞の活用だと思うんですね。あんな表をいきなり見せられて「覚えろ!」とか言われたら、誰だって嫌になるんじゃないかと思うんです。
そこで、今日から数回に分けて、この活用表の攻略法をご紹介してみたいと思います。
結論から言うと、活用表を覚えるコツは、、、
ずばり、
覚えないこと1
です。
頭がおかしくなったと思われるかもしれませんが、ぼくはいたってまじめ。
古文活用表は覚えちゃダメ!
要するに、活用表をいきなり暗記しようとするからストレスがかかるんです(ストレスは記憶の、そして勉強の大敵です)。活用に限らず、ある対象を覚えたいときは、覚える前にまずその対象とお馴染みになることが大切です。英語ではfamiliarityといいますが、なじみのある対象は覚えやすい。逆に、なじみの薄い対象は覚えにくい。これが記憶理論の鉄則です。
たとえば、男子と女子ではどちらが野球のルールや用語や戦術・技術をより早く覚えられると思いますか?
男子ですね。なぜなら、一般的に男の方が野球になじんでいるからです。
他方、化粧道具の名前やブランドやメークのテクニックはどうでしょうか?
そう、女子です(これこそ、ジェンダー規範のなせるわざ)。
以上の例からもわかるように、なじみのないものをいきなり覚えようとしたってうまくいきません。現代に生きるぼくたちにとって、同じ日本語だからといって、千年も前に使われていた動詞の活用なんてなじみがあるわけがありません。覚えにくいに決まってます。
だから、まず古典文法の活用におなじみになる必要があるんです。
では、どうやって活用とおなじみになるか?やることはとってもカンタンです。要するに、活用表をくり返し音読すればいいのです。これでカンタンにになじむことができます。
でも、ちょっとした工夫を加えると活用表もあっさり頭に入ってくれます。それは、次回のお楽しみ。