音読の効果:英語の偏差値が上がる話@

2010年05月02日

音読の効果:英語の偏差値が上がる話@


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英語偏差値上がる話第一回目は、音読の効果についてのお話。英語勉強法の基本はやっぱり音読です。ぼくは授業でもくり返しくり返し音読の重要性を説明しています。音読を継続的に実践してくれた生徒は必ず成果があがります。

では、音読にはどのような効果があるのか。大きく分けて二つあります。まず、、、

端的に言って、音読はあなたの脳を活性化するということです。

「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で有名な東北大学の川島隆太先生はご存知でしょう。川島先生の研究によれば、音読と単純計算は脳の前頭前野を活性化させるそうです。

まあ、人間の認知活動というものは多かれ少なかれ脳のいずれかの部分を活性化させるものなのですが、この前頭前野という場所はとても大切なところで、いわば脳の司令塔の役割をしています。すでに蓄えた知識をどう使うか、いま見たり聞いたりしている情報をどう処理するか、この働きを司っているのが前頭前野です。また、必要な情報を「覚えろ」と指令を出すのも前頭前野です。

つまり、思考や情報処理そして記憶といった脳全体の機能に関わっている場所が、前頭前野ってわけです。だから、この前頭前野を鍛えることで、人間の知的活動にいろいろなよい影響があるんです。

川島先生は、音読が前頭前野を活性化させることを実験によって確かめています。平均年齢30歳の健康な男女に英単語を覚えてもらうテストをします。何もせずにいきなり覚えるのと、音読や計算を数分間してもらった直後に覚えるのとでは、どのような違いが出るかという実験です。何もしないときは平均12個だったのにくらべ、音読や計算をした後にはそれが平均14個になったそうです。

たったの2個じゃん。たしかに、そうです。でも、1ヶ月なら60個の差になりますけどね。1年ならどれくらいの差になると思いますか??

それに、川島教授によれば、音読のトレーニングを長期間続けていけば、さらに記憶力が高まるということです。そして、驚くべきことに、認知症が進んでオムツをするようになったご老人に音読・計算のトレーニングをすることで、なんと1ヶ月でオムツがとれるようになったそうです。

音読によって頭が良くなるというのは言いすぎですが、勉強前(あるいは勉強の合間に)音読で脳をウォーミングアップすることで、その後の勉強にいい影響(記憶効率が良くなるなど)を及ぼすことは確かなようです。

次は、いよいよ英語の話。英語の音読を継続することで格段に伸びる能力、それは何といっても速読力です。英文の音読を継続すると、英文を読む速度は確実に速くなります。

なぜ音読で英文を読むスピードが速くなるのでしょうか。

ぼくの体験&指導経験から言えば、音読の主な効果は次の2点です。

@左から右に読み下すために、返り読みの癖が取れる

A音読をくり返すことで、構文のパターンが頭に刷り込まれる

まず@について。

英文を音読するとき、頭の中で意味を取りなながら英文を左から右に読み下すことになりますよね。視点が左から右に一方向的に流れていくので返り読みができないわけです。音読をすることで左から右に意味を取っていくことに慣れてくるのです。

日本語と英語の決定的な差、これは言うまでもなく語順です。英語の語順に慣れていない人は、日本語の語順で英文を読もうとします。


Eve gave me an apple. (S+V+O1+O2)

イヴはぼくにリンゴをひとつくれた。(S+O1+O2+V)


極端な話、英語を日本語の語順のままで読もうとする返り読み派の人は、上の例文を読むときに、Eve(イヴは)→ me(ぼくに)→ an apple(リンゴをひとつ)→ gave(くれた)というように、視点の流れが逆流してしまいます。

さすがにこんなにシンプルな文を返り読みする人もいないでしょうが、関係詞節やら不定詞句やらがついて文が長くなったらどうでしょう?関係詞節を「文法的に解析」しているうちに何が主語だったか忘れてしまった経験はないですか?誰にだってあるはず。それで返り読みをすることになるわけですが、そうやって視点をばたばたさせながら読むと非常に時間がかかりますね。

ただ、ぼくは別に返り読みが悪いって言っているわけではありません。ぼく自身返り読みするときありますし(日本語でも)。そして、何が何でも左から右に読み下せと言っているのでもありません。わからなくなったら返り読みしてもOKです。

でも、できるだけ左から右へ読み下していったほうが結局楽だし速いんです。その感覚を音読によってつかむことができるんです。


では、Aについて。

文法マニアの人っていますね。ぼくの高校時代の友達にもいました。なぜか今の塾ではあまりお目にかかったことはありませんが(勉強不足が主な理由)。ぼくは最近よくいる文法否定論者ではありませんが、文法マニアって長文読解が苦手だったり、読解に時間がかかったりしますね。

なぜでしょう?それは、英文を読むときにいちいち文型だのなんだのを「解析」するからです。例えば、when節が文頭にある。このwhen節は、主節の主語より左側にあるから副詞節だ。よって、「いつ〜か」ではなく「〜するとき」と訳す。というような文法解析をいちいちやるんです。

ことわっておきますが、これは学習の初歩の段階では非常に大切なことです。こういった緻密な文法解析をやらずに構文がしっかり把握できるようにはなりません。

ただ、、、


試験会場でそんなことやってる余裕あるんですか???これは名詞節で文頭にあるから主語、、とかやっているうちに




き〜んこ〜んか〜んこ〜ん♪





って経験ないですか?


要するに、文法解析の段階で留まってしまっては困るのです。試験会場でそんなことしてる時間的余裕ありませんよ。次から次へとてきぱきと読んでいかないとすぐ時間切れになってしまいます。

ですから、構文解析をしっかりやった後は、音読によってその構文のパターンを頭に刷り込まなければいけません。そうしないと、いつまでたってもすらすら読めるようにはなりません。

さきほどの例で言えば、音読をしっかりやっている人なら、文頭にあるwhen節なんて十中八九副詞節で「〜するとき」と訳すということを知っています。いや、知っているのではない、頭に、体に、刷り込まれているんです。だから、文頭のwhen節を見た段階でいったん「〜するとき」と訳しています。だから、すらすら読める。速い。

もちろん、その予測がはずれる場合もある。その場合は、単に修正すればいい。その修正がきくようにするために文法の基礎が必要なんですが、十中八九外れません。

試験会場では、It is important ...って見た瞬間に仮主語だなって判断して、「重要なのは...」と左から右に訳すことができなければなりません。こういう瞬時の判断を可能にするのが、くり返しますが、音読による構文パターンの刷り込みなんです。

というわけで、英語勉強法の基本は音読にあり。
posted by 大学偏差値情報局 at 20:57 | TrackBack(0) | 偏差値の上がる話:大学受験勉強法
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