あらゆる科目は語学である:偏差値の上がる話F

2010年05月01日

あらゆる科目は語学である:偏差値の上がる話F


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偏差値上がる話の第七回目は、「あらゆる科目は語学である」という題目でお話してみたいと思います。「あらゆる科目は語学である」なんて聞くとそんなばかなと思う方が多いかもしれません。でも、これは言い得て妙な比喩なのです(自分で言うか)。

もしあなたがある科目が苦手でさっぱり理解できない場合、それはあなたが「その科目の言語」が理解できていないからです。この認識は非常に重要。

第一に、アメリカン・スクールにでも通っていない限り、数学にせよ、物理にせよ、あらゆる科目は日本語で学びます。そして、テストも日本語。その意味で、あらゆる科目は日本語の問題でもあるわけです。

第二に、あらゆる科目にはその科目特有の言葉の使い方があります。数学には数学独特の、英語には英語独特の言葉があります。いわゆる「専門用語」というやつです。数学で使う記号だって広い意味での「言語」ですよ。数学の記号は、日常言語以上に定義や用法が厳密に定められているだけです。ですから、その科目がわからないということはその科目の言葉がわからないということなのです。

その意味で、あらゆる科目は語学です。この言われてみれば当たり前な事実がいかに軽視されているか、塾や予備校で教えていて身にしみて実感しています。「複素数って何?」「金本位制って何?」「デノミネーションって何?」「仮定法現在って何?」といった(一応)高校レベルの質問はまだしも、「関数って何?」「革命って何?」「憲法って何?」「形容詞って何?」といった中学レベルの質問に答えられない生徒がいかに多いか。別に学問的に厳密な定義を求めているわけでもなく、「要するにどういうこと?」と聞いているのに、もごもごするばかりで答えられない。もしかしたら、あなたもそうではないですか?

英語を読んでいるときにわからない単語があれば辞書を引くのに、他の科目を勉強していてわからない単語に出会っても、あいまいなまま放置してしまうのです。これでは、いくらがんばっているつもりでも、あなたの偏差値は上がりません。科目特有の専門用語はもちろん、今挙げたような「わかったつもり」になっている用語の理解があいまいだから、その科目がわからなくなるのです。言葉がわからないから偏差値上がらないのです。

世界的に有名なSF作家にして教育研究家であるL・ロン・ハバードも、学習の最大の妨げとなるのは「誤解語」であると言っています(ハバードは毀誉褒貶のある人物ですが、こと学習理論に関しては非常に評価が高く、学習障害をもっていたトム・クルーズもハバードの勉強の技術で障害を克服したと語っています)。「誤解語」とは、(様々な分類があるのですが)要するに「理解できていない言葉」「わかったつもりになっている言葉」のことです。ハバードによると、学習者が誤解語を放置したままにしておくと、勉強しているときに眠くなったり、頭が空っぽになった感じになるなど、心身に特定の症状が現れます。身につまされますね。

では、どうしたらこの「誤解語」をなくしたり、できるだけ減らしたりできるのか。簡単です。辞書を引けばよいのです(これをハバードは「ワード・クリア」と言っています)。あるいは、用語集でもいいでしょう。辞書や用語集(場合によっては先生への質問)をフル活用して勉強すること、このきわめて単純な勉強法こそが、偏差値上げる鍵となります。これまで、理解が重要だと耳にたこができるくらい強調してきたのは、そのためです。

具体的に言うと、教科書や参考書を読んでいるとき、少しでもわからない言葉にであったらすぐに辞書や用語集で調べてください(電子辞書があれば便利ですね)。その科目の専門用語に限らず、日常語も含むあらゆる「誤解語」を意味調べによってはっきりさせてください。できれば、その言葉の定義を簡単に言えるくらいになるまでしっかりと理解しましょう。授業を聴いているときに「誤解語」に出会ったら、授業中や授業後に必ず質問して「ワード・クリア」しましょうね。

もう一度言います。あらゆる科目は語学です。
posted by 大学偏差値情報局 at 23:49 | TrackBack(0) | 偏差値の上がる話:大学受験勉強法
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