忘れることを受け入れる:偏差値の上がる話B

2010年03月08日

忘れることを受け入れる:偏差値の上がる話B


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偏差値上がる話の第三回目は、忘却といかに向き合うかというテーマを扱います。

ところで、エビングハウス忘却曲線って聞いたことありますか?池谷裕二さんの紹介でかなり有名になりましたね。知らない方のために簡単に説明しますね。エビングハウスは、自分を被験者に、無意味な言葉を覚えて、その後思い出すという記憶実験を行いました。

どういう結果が出たかというと…。

その記憶は、

・1時間後には約40%を忘れ、
・9時間後にはには約70%を忘れ、
・3日後には約75%を忘れ、
・30日後までには約80%を忘れられていた

ということがわかりました。つまり、最初の一日で急激に70パーセントも記憶が失われていくんですね。ただ、エビングハウスの実験では学習対象が無意味な言葉です。つまり、エビングハウスの忘却曲線は機械的暗記の忘却曲線です。有意味な言葉だったらもっと記憶の定着率はよいかもしれません。機械的暗記の効率の悪さについては以前も書きましたが、この実験結果を見ても受験勉強で機械的暗記という方法を採るべきでないことがわかります。

でも、有意味な言葉を覚えるにしても、放っておいたらいつかは必ず忘れます。こんなことを聞くと、覚えてもどうせ忘れるんだからと思って、勉強に対するモチベーションが下がります。

でも、ご安心を。忘却曲線をぶっとばす方法はあります。それは追い追い説明していきますが、今日はひとつだけ大切なことを言っておきます。

それは、忘れることを受け容れよということです。人間の脳は、覚えた物事を忘れるようにできています。記憶を保持することより忘れることのほうが得意といってもいいかもしれません。だからこそ、ぼくらは生きていけるんです。何か非常につらいことがあったとき、例えば、恋人にふられたとき、信頼していた親友に裏切られたとき、あるいは、受験に全敗したとき(縁起悪いぞ)、こういうときに感じた怒り、屈辱、絶望が、そっくりそのまま、鮮明に、一生脳裏にこびりついて離れなかったとしたら、生きていけますか?無理とは言わないまでも、非常につらく苦しい人生を送ることになるでしょう。嫌なこと、悔しかったこと、つらいことをある程度忘れることができるからこそ、そこから立ち直って生きていけるんです。

忘れることは、ある意味、人間が生きていくうえで不可欠な能力なのです。だから、これは受け容れるほかありません。たしかに、苦労して覚えたこと忘れてしまうと、自分の頭のスペックを疑いたくなります。でも、逆に忘れることをあまりに恐れていると、それがストレスになってかえって学習効果が落ちます。

せっかく覚えたのに忘れた
   ↓
おれ/わたしって記憶力悪いのかなぁ…
   ↓
やる気をなくす
   ↓
勉強しなくなる
   ↓
成績が下がる
   ↓
さらにやる気をなくす
   ↓
勉強しなくなる


これは最悪のパターンです。負のスパイラル。だから、忘れるのは当然、またまた覚えなおせばいいと開き直ることが肝心。もう一度言います。人間なら忘れるのは当然です。むしろ生き延びていくうえで必要でさえあります。長期記憶にとどめる秘訣はこれから説明していくので、まずは楽に構えて、勉強に対する余計なストレスを取り除きましょう。
posted by 大学偏差値情報局 at 15:09 | TrackBack(0) | 偏差値の上がる話:大学受験勉強法
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