思考と記憶の蜜月関係:偏差値の上がる話A

2010年02月27日

思考と記憶の蜜月関係:偏差値の上がる話A


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偏差値上がる話の第一回目で、偏差値上げる勉強とは、要するに効率よく記憶することだと言いました。今回は、この部分をもう少し掘り下げて考えてみましょう。

受験生の中には(あるいは教師の中にも)大学受験に必要な科目を暗記系と思考系に分けたがる人がいて、暗記系はただ覚えるだけの無味乾燥なつまんない科目、思考系は思考力が問われる高尚な科目と考えられている傾向があります。それを便宜的な区別と考えていればいいんですけど、本気でそう信じている人がいます。

このような記憶と思考をまったくの別物と考える思い込みほど、(認知心理学的に言って)大学受験に有害な考えはありません。なぜなら、、、


よく考えれば考えるほどよく覚えられるし、よく覚えていればいるほどよく考えられるからです。記憶と思考との関係は相補的なのであって、排他的では決してないのです(この点は、追々じっくり説明しますね)。

そこで、偏差値上げるための受験勉強をもう少し正確に言えば、それは学習対象を理解し記憶することです。理解と記憶、この二つがキーワードです。学習対象を理解するにはそれなりに頭を使います。つまり、思考力が必要になってきます。頭を使って深く理解すればするほど、それは深く記憶に刻まれまれることになります。これが偏差値上げる勉強にほかなりません。

ですから、大学受験の勉強法とは、基本的に@理解法とA記憶法、この二つのが中心になります。あたりまえですけど、これ、すごく重要です。

あなたの勉強法をチェックしてみてください。

@ちゃんと理解したか?やみくもに丸暗記していないか?

Aちゃんと記憶したか?覚えたことをきちんとアウトプット(出力)できるか?

例えば、「ヤルタ会談」を覚えたいとき、「ヤルタ会談、ヤルタ会談、ヤルタ会談…」ってぶつぶつ唱える人がいますね。ぼくはこれを念仏式記憶法と呼んでいます。

誤解のないようにあらかじめ断っておくと、この念仏式記憶法が効果がないと言っているのではないんです。まず覚えたい対象になじむってことは大切ですから。

ただ、こうやって機械的に覚えた知識は、使いものにならないうえに、すぐ忘れてしまいます。

試験のときに、「第二次大戦の末期に、米・英・ソ3国の指導者ルーズベルト・チャーチル・スターリンが、ドイツの戦後処理・国際連合の召集などについて協定を締結した会談は?」と問われたときに、念仏記憶法は答えられるでしょうか。答えられるわけがない。だって、「ヤルタ会談」という名称しか覚えてないんですから。つまり、念仏記憶法だけで覚えた知識は、実際の試験では使いものにならないのです。

「ヤルタ会談=第二次大戦の末期に、米・英・ソ3国の指導者ルーズベルト・チャーチル・スターリンが、クリミア半島のヤルタで、ドイツの戦後処理・国際連合の召集などについて協定を締結した会談」

このように、最低でも名称は定義とセットで覚えておかないと、試験で点にはなりません。それが理解するということ。さらに言えば、理解の伴わない機械的暗記は長期記憶にはなりません。理解と記憶は表裏一体です。

やってみたらわかりますが、しっかり理解できたら半分覚えたも同然です。念仏記憶法に代表される機械的暗記で覚えたものを長期的に記憶するには、かなりの反復回数が必要です。これは非常に退屈でしんどい作業なので勉強が嫌になります。それに、記憶が定着するまでかなりの時間がかかる。つまり、丸暗記は記憶効率が悪い。

大学受験のように長期的視野で勉強しなければならない場合は、学習対象の理解を優先させること、これが今回の偏差値上がる話でした。
posted by 大学偏差値情報局 at 04:17 | TrackBack(0) | 偏差値の上がる話:大学受験勉強法
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